CASE分野の「Autonomous(オートノマス)」と言われる先進運転支援は、自動車開発おいて各企業が凌ぎを削る最先端の技術分野です。
弊社では自動運転レベル4の水準に必要な機能開発を行っています。

先進運転支援の中でも、下記の機能の開発を支援しています。

ACC(アダプティブクルーズコントロール)
ACC(Adaptive Cruise Control System)は、前走車を検知し車間距離を一定に保ちながら走る「追従走行」機能。前走車がいない場合は、任意に設定した速度を維持して走行することも可能です。

FCW(前方衝突警告)
FCW(Forward Collision Warning)は前方を走る車を検知し、衝突の危険性が高まった場合にドライバーに警報、回避操作を促す機能です。

AEBS(衝突被害軽減制動制御装置)
AEBS(Advanced Emergency Braking System)は、FCW機能が警告したにも関わらずさらにブレーキ操作が無く、このままでは追突や衝突が避けられないとシステムが判断した場合に、被害を軽減するため自動的にブレーキを作動させる装置です。

LDW(車線逸脱警報)
LDW(Lane Departure Warning)は、一定速度以上で走行中、道路上の車線を検知し、車両が車線の逸脱を予測するとドライバーに警告をする機能。カメラで車線を認識し、ウインカーを出さずに車線を逸脱する挙動があると、ハンドルを振動させる、ディスプレイに表示をする、警報音を鳴らすなどの警告を行います。

LKAS(車線逸脱防止支援システム)
LKAS(Lane Keeping Assist System)は、LDWと同様に前方のカメラにより、道路上の白線を検知し、自動車の車線維持走行を支援する機能。LDWと比較して、LKASはさらに積極的に車線維持をアシストします。

AFS(自動ヘッドランプ光軸調整)
AFS (Adaptive Front lighting System)は、自動ヘッドランプ光軸調整とはステアリング操作と車速に合わせて、進行方向へヘッドライトの光軸を調整する機能です。夜間における山道のカーブや交差点での良好な視界を確保し、カーブの先にある車両や歩行者いち早く認識します。

ADAS

車両の状態や道路情報などをリアルタイムに分析し、最適な制御を判定して自動運転を実現するための製品開発です。

  • 認識/運動制御/自動位置推定などの自動運転の基本制御を管理します
  • 安全性確保のため複数のSoc、MCUで構成されており安全性を確保します

LIDAR、カメラ等のセンサーからの膨大なデータを高速処理しており、映像データ通信、Ethernetによる車内LANへの接続を行っている。開発のポイントとしては大消費電力、高速通信が必要な製品のため、高い信頼性の確保が必要です。

ソナー

ソナーは予防安全のための機能として欠かせません。
車体に取り付けられた複数のセンサーにより、車両周辺の状況を検出し、障害物が近づくとディスプレイ表示やブザーで注意喚起を行い、未然に接触障害物との接触をを防ぎます。
センサーの特性を検討し、リアルタイムでの情報処理と制御開発が必要で、誤検知など対策案もご提案します。

画像センサー/LIDAR

画像センサー

カメラで捉えた映像から対象物の画像的な特徴を抽出し、基準データに対して比較することで合否判定などをおこなう装置です。
位置や色などをもとに物体を割り出したり、複数のカメラを用いて距離の差異を導き出すことで、周囲の車両や道路標識、白線などを識別することが可能です。

LIDER

LIDAR*が照射したレーザー光が対象物に当たって跳ね返り、戻ってくるまでの時間を計測することで、対象範囲に存在する物体の有無や形状、物体までの距離を測定することができます。