新たな自動車のあり方。さらに進むテクノロジーはクルマに新しい価値を創造しました。
私たちはクルマの価値を機能開発で支えています。今までも、これからも。
自動車は長らく移動手段や輸送手段が主な目的として利用されてきましたが、今ではレジャーや生活のひとつのシーンとしてその存在がモノからコトへと移行しつつあります。
走る、曲がる、止まるという基本性能が通信技術によって新たに「つながる」機能が加わり、自動車そのものが再定義されました。同時に、人々の消費行動はモノ消費からコト消費へと変わり、CASE領域のテクノロジーによって、自動車の価値が高まっています。
当社はモノづくり王国愛知を拠点に、自動車の各種システムの設計開発をテクノロジーで支えています。
V字開発プロセスを支えるコーワメックスのテクノロジー
設計フェーズ
マーケットの要求を読み取り、車両の性能/仕様を検討します。それを実現する駆動システムや車体デザインなど各車載システムの性能/仕様を設計する流れになります。
各車載システムは複数のサブシステム/部品で構成されており、車両全体の性能/仕様の要素がサブシステム個別の仕様へと落とし込まれます。
試作/評価フェーズ
開発された各サブシステム単体での評価を実施し、さらにシステムでの複合評価を行い、最終的に車両全体の評価に進みます。
開発工程のループ
マーケットの要求を満たす性能・仕様が実現できるまで、設計と試作/評価のループを回します。自動車の部品は数万点といわれており、各システムの結合が想定の性能や品質を実現できるかどうかが大きなポイントとなります。近年はシステムのモジュール化が進んでおり、車種によってはサブシステムの試作/評価のループは効率化されています。
MBD/CAEの活用
試作機(実機)での評価は時間やコストが必要ですが、一部の車載システムにおいてはMBD/CAEを活用することで、設計・評価のループはバーチャルで実施することが可能です。
車両全体の性能検証「Validation」と、システムやサブシステムレイヤーの検証「Verification」という2つの階層でMBDが実用化されています。
<Validation>
初期の構想に基づき各要素システムのシミュレーションモデルを設計し、車両全体の性能検証を行います。
<Verification>
SILS、MILSの手法との組み合わせにより、サブシステム/部品レベルでの詳細な性能変化のシミュレーションに活用されています。
ファンクションサービス
オートモーティブ
マリンモビリティ
MDB/CAE 開発ソリューション
設計開発支援サービス